繁殖成績の向上を図ることは牧場の利益を向上することに繋がります。
妊娠率とは、VWP超過後の牛が21日周期内にどれだけ発情発見、及び授精することが出来たか、またそのうちどれだけ妊娠させることが出来たかを表す指標です。
利用可能プラン |
Personal / Standard / 牛群管理 |
利用環境可能環境 |
パソコン / タブレット |

妊娠率に関わる各項目の説明

- 繁殖対象牛:対象期間内で授精しなければならない牛
- 発情見逃頭数:繁殖対象牛の内、授精できなかった牛
- 授精頭数:繁殖対象牛の内、授精できた牛(※)
- 妊娠頭数:授精頭数の内、妊娠した牛
- 繁殖対象外:繁殖対象牛以外の牛
※受精卵移植を登録した場合、受精卵移植当日を0日とし、-7日目を「受精日」としてカウントします。
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「繁殖対象牛」の範囲

繁殖対象外牛
- 妊娠済
- 「繁殖除外」登録日以降
- 「流産(分娩流産)」登録日以降の次の「分娩(出産)」登録日まで
- 「廃用」及び「出荷」登録日以降
- 「種付」登録日以降、次のいずれか
次の分娩日まで 「妊娠鑑定」にて不受胎の登録日まで
- 出生日以降、初回発情予定日(※) まで(=未経産VWP)
- 分娩日以降、分娩後初回発情予定日(※) まで(=経産VWP)
※「牧場設定」>「予定日設定」にて、設定いただけます。
繁殖対象牛
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妊娠率とは
Farmnoteでは、数多くある繁殖成績指標(空胎日数や分娩間隔)の中で妊娠率を繁殖成績指標として推奨しています。
評価メリットは以下の通り。 ・対象期間内の授精対象牛が明確 ・妊娠牛獲得スピードの評価が可能 ・発情発見と受胎の失敗の評価が可能
空胎日数や分娩間隔は妊娠や分娩が確定しないと評価できないが、妊娠率はほぼリアルタイムに評価でき、繁殖改善の機会が多くなる為、改善効果に大きく寄与します。
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「妊娠率」に関連する各項目の算出方法

妊娠率に関わる各項目の算出方法です。 ・発情発見率(%)=(授精頭数÷繁殖対象牛)×100 ・受胎率(%)=(妊娠頭数÷授精頭数)×100 ・妊娠率(%)=発情発見率(%)×受胎率(%)
以上が妊娠率に関わる項目と算出方法となります。
妊娠率は一般的に20%以上で良好となります。 それを念頭に入れた上で、次項目から妊娠率のグラフを見てみましょう。
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発情周期別の「妊娠率と発情発見率」が表示

このグラフでは、当日を基準に21日間隔(発情周期別)で表示され、自牧場の妊娠率の成績が確認できます。
以下の表示切替が可能。 ・グラフタイプを「日付指定」「分娩後日数」 ・日付指定を任意の日付 ・産次指定を「経産」「未経産」
グラフは以下を示す・ ・黄色は対象期間の「授精頭数」 ・緑色は対象期間の授精に対しての「妊娠頭数」 ※妊娠総数は「妊娠鑑定」で「受胎」を登録が必要。
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グラフタイプの「分娩後日数」をクリック

このグラフでは、当日を基準に分娩後日数別で表示され、自牧場の妊娠率の成績が確認できます。
グラフは以下を示す ・青色の線グラフは「繁殖対象頭数」 ・黄色は対象期間の「授精頭数」 ・緑色は対象期間の授精に対しての「妊娠頭数」 ※妊娠総数は「妊娠鑑定」で「受胎」を登録が必要。
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各項目について

グラフにマウスをクリックすると、該当期間内の様々な指標が表示されます。
ご自身の牧場の妊娠率はいかがでしょうか? ぜひこのレポートを活用して20%以上を目指して、発情発見、及び初回授精日数を見直して参りましょう。
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